沖縄が、再び注目を集めている。いま輝きを放っているのは、沖縄以前、琉球王国の時代から受け継がれてきた文化のカタチだ。かつて勇敢に海を渡った小さな貿易国家は、、各国から最新の知識を吸収して、誇るべき独自の文化をこの島々に育んだ。「沖縄」となってからも、その香りは消えていない。むしろその魅力に、時代がようやく気づき始めている。読谷の作家たちは艶やかな焼きものをつくり、石垣島には味わい深い民具がある。手仕事の伝統はさまざまなカタチで広がり、沖縄らしいクリエイションがあちこちで芽生えている。それだけではない。武人たちのロマンを伝える城跡、伝統を取り入れた新たな宿……。琉球以来の魅力的なカタチで、沖縄は満ち満ちている。さぁ、そんな沖縄へ、いまこそ旅立とうではないか!
目次
まずはその歴史を知ることから、始めよう。
「やちむん」こそが、沖縄のカタチだ。
*北窯(読谷) *眞喜屋修(那覇) *小泊良(今帰仁)
*壹岐幸二(読谷) *田村窯(大宜味)
凛とした空気が漂う、ガラスの器の佇まい。
素朴な暮らしを伝える、民具という手仕事。
織物に込められた、八重山の女性たちの思い。
島の手仕事が集まる、手づくり市へ行こう。
南国の風土が育んだ、住まいのデザイン
古民家 ゆるやかに周囲とつながる、古民家の知恵。
米軍ハウス 50年を超えてなお輝く、米軍ハウスの魅力。
ロック住宅 風と光が通り抜ける、ブロック造の住居。
ついに開業!「星のや 竹富島」。
琉球武人の誇りをいまに伝える、「城(グスク)」の造形。
首里城のデザインから、“琉球”を読み解く。
王家の客人をもてなした、「識名園(しきなえん)」の風景。
島人(しまんちゅ)の心を支える、さまざまな信仰のあり方。
岡本太郎は、眩き島に何を見出したのか。
超入門編、 10分でわかる「うちなーぐち」。
さまざまな“カタチ”を、イメージできる9冊。
【とじ込み付録】 癒しの宿、伝統の料理。
gently in the tropics Vacance Style
亜熱帯の休日、やわらかな時間。
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ダンヒルが誘う、スタイリッシュな旅へ。
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