巨匠・石森章太郎の代表作『サイボーグ009』は1964年7月、前年に創刊した漫画雑誌『週刊少年キング』で連載をスタートさせた。実に15誌を超える雑誌をわたり歩いた稀有な作品であり、人類に対しての多くの警告やメッセージを秘めた未完の大作でもある。石森没後14年となる今年、その完結篇が登場する。劇作家・小野寺丈の手によって、小説として蘇るのである。さらに今秋、日本アニメ界の寵児・神山健治監督によるもうひとつのストーリー、『 009 RE:CYBORG』も日本のみならず、アジア各国などでの公開が決定。誕生秘話から2つの新作情報、石森章太郎という人物像にまで迫る。石森は後世に何を伝えたかったのか。いま、それが明らかになる。
目次
世界一周旅行が、名作発想の源だった。
そもそも「サイボーグ」とは、いったい何か?
バラエティと創造性に富んだ、登場人物図鑑。
15誌を超えて掲載された、驚異の作品。
各エピソードで振り返る、巨編の実像。
キャラクター別に見る、“人”としての個性。
時代を如実に映した、アニメ版の変遷を辿る。
改造人間の紡ぐ言葉に、思わず心が震える。
│対談│小野寺丈(俳優、演出家、作家)×神山健治(アニメーション監督、脚本家、演出家)
この秋、待望の新作が小説と映画で登場。
予言されていた、2012年の完結編。
劇場最新版の見所を、いち早く公開します。
石ノ森章太郎は、どんな人物だったのか。
009の変遷と石ノ森章太郎、仕事の軌跡。
もっと深く理解するための、本・映像・音楽。
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