「Pen」がつくるジャン・プルーヴェ作品集が登場。今なお世界中に多くの愛好家をもつ、デザイナーにして建築家のジャン・プルーヴェ。「スタンダードチェア」をはじめとする家具の作品解説から、その美学と哲学を考察する記事、国内外のコレクター宅&ギャラリーの「プルーヴェのある景色」まで、貴重な写真をふんだんに収録した、Penクオリティの作品集。プルーヴェ・コレクターとしても有名な世界的デザイナー、八木 保氏をアート・ディレクターに迎え、プルーヴェの実娘、カトリーヌ・プルーヴェ氏による寄稿も掲載。記事は完全バイリンガル(日英)。NIGO(R)氏、Wonderwallの片山正通氏、UNDER COVERの高橋 盾氏、L'Arc-en-CielのTETSUYA氏、さらに、海外の著名ギャラリストたちのプライベートコレクションも収録。
目次
ジャン・プルーヴェと日本をつなぐ、共通の思考。カトリーヌ・プルーヴェ
CHAIR チェア
“スタンダード” チェア――なぜ、この椅子は“スタンダード”なのか?
優雅で完璧な構造――家具から建築までを貫く、パーフェクトな構造。
シテ・シリーズ――プルーヴェの可能性を大きく飛躍させた家具、シテ
アントニー・シリーズ――学園都市に求められた実用の家具、アントニー
TABLE テーブル
テーブルのボキャブラリー――意志のあるデザインで、機能美は成熟する。
クリエーションの精神――父ヴィクトールから受け継いだアール・ヌーヴォー精神。
OTHER FURNISHINGS ほかの家具
ふたたび高まる注目――クリスティーズを賑わした、稀少なコレクション
先見性のあるデザイン――プルーヴェの理念を浮かび上がらせる、名ミュージアムの審美眼。
ARCHITECTURE 建築
未来を切り拓く思考――今なお示唆に富む、深いビジョン