目次
印象派・ポスト印象派とは何だったのか。
唯一無比の孤高の画家、ファン・ゴッホに迫る。
圧倒的人気を誇る、ファン・ゴッホという存在。
自分の使命を深く追求した、37年の生涯。
農民や自然を描く、画家になろうと決意した。 オランダ――ズンデルト、ニューネン
印象派とジャポニスムに触れて、著しく飛躍。 フランス――パリ
南仏の陽光の下、自分のスタイルを見つけた。 フランス――アルル
絶頂と悲劇を招いた、ゴーギャンとの生活。
病に苦しみながらも、表現はさらに進化する。 フランス――サン=レミ=ド=プロヴァンス
最後の70日間も精力的に描いた、終焉の地。 フランス――オーヴェール=シュル=オワーズ
なぜファン・ゴッホは、自ら世を去ったか。
キュレーターの視点―ファン・ゴッホの書簡
自筆の手紙から伝わる、新たなファン・ゴッホ像。
印象派・ポスト印象派を代表する14人の画家。
モネ 刻々と変わる光を、描きとめた第一人者。
様相を描き分ける、「連作」という見事な変奏。
ジヴェルニーという、究極の画題を創る。
残りの人生をかけて、睡蓮の庭を描ききった。
抽象絵画とリンクすることで、先鋭性が明白に。
ルノワール 印象派の手法で獲得した、曇りない輝き。
素早いタッチが踊り、伝えた時代の空気。
名声を得て転機を迎え、古典を振り返る。
晩年に精魂を傾けた、裸婦像の魅力を見直す。
セザンヌ カンヴァスに封じ込めた、絵画の「永遠性」。
リンゴを視線で包み込む、描写のマジック
『大水浴図』で実を結んだ、「美しい公式(ベル・フォルミュール)」。
現代につながる新しい扉を開けた、芸術家の師(マスター)。
マネ 画壇に物議をかもし、近代絵画への道を切り開いた。
ドガ 時代の空気を切り取った、絶妙のスナップショット
ピサロ “よき兄貴分”として、信頼が厚かった遅咲きの人。
シスレー 終生印象派の画法を守り、風景を繊細に描いた。
カイユボット 芸術のパトロンであり画家であった、異色の存在。
ゴーギャン タヒチを愛し、フラットな画面に“象徴”を持ち込んだ。
モリゾ 大胆なタッチをものにした、印象派の中心人物の1人。
カサット 優れたデッサン力で人物を描写した、アメリカ人画家。
スーラ アートに科学を取り入れて、点描技法を確立した。
シニャック 色彩理論に基づいた画風で、新印象派をリード
ロートレック 歓楽街で見た「人生」を、ずば抜けた描写力で語る。
アートの流れを変えた、「印象派」の誕生。
革命を起こした、全8回の「印象派展」。
パリの近代化とともに、歴史は進行した。
互いに影響を与えた、画家たちの交流図。
アーティストの足跡を、詳細なマップでたどる。
5つのキーワードで、背景を解き明かす。
作品とお金をめぐる、複雑な関係とは。
名画を所蔵するミュージアムは、ここだ。
海外編
オルセー美術館/マルモッタン美術館/ファン・ゴッホ美術館/エルミタージュ美術館/メトロポリタン美術館/ワシントン、ナショナル・ギャラリーフィラデルフィア美術館/クレラー=ミュラー美術館/コートールド美術研究所/ロンドン、ナショナル・ギャラリー/印象派のふるさとノルマンディーの美術館
日本編
ブリヂストン美術館/国立西洋美術館/地中美術館/ポーラ美術館/埼玉県立近代美術館/川村記念美術館/ひろしま美術館/大原美術館