2016.04.21
定価1,980円(本体1,800円)

若冲 その尽きせぬ魅力。

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Contents

若冲人気はとどまるところを知らない。その魅力は、精緻な動植物の描写と大胆な筆づかいにある。昨年発見されたばかりの幻の名作『孔雀鳳凰図』をはじめ、日本美術の至宝『動植綵絵』と『釈迦三尊像』、水墨画の大作『象と鯨図屏風』を軸に、独自の技法をわかりやすく紹介。

目次

幻の名作『孔雀鳳凰図』が83年ぶりに出現。

生誕300年記念『若冲』展が2016年、東京都美術館で開催!


傑作に満ち満ちる、生命力と美しさを堪能したい。

日本美術の至宝、『動植綵絵』と『釈迦三尊像』。
若冲のライフワーク、“鶏”へのこだわり。
花と小動物が織りなす、美と生命の共演。
身近な鳥から壮麗な鳳凰まで、生き生きと描き分ける。
虫、蛙、蛸や魚・・・・・・、楽園のような池や海。
『釈迦三尊像』にみる、仏に対する崇拝の念。

代表作に秘められた、画家の意図を読み解く。
最晩年の傑作、『仙人掌群系図襖絵』と『蓮池図』。
見る者を圧倒、水墨画の大作『象と鯨図屏風』。
生命力にあふれる、動物たちの躍動を見よ。
野菜の行進で幕を開ける、楽しき『菜虫譜』。

<コラム>エピソードで紹介、天才絵師はこんな人です。


豊かな色彩や表現を求めて、果敢に新しい技法に挑戦。

修理・調査でわかった、驚異的な技法と試み。

拓版画・多色摺り
漆黒の闇が引き立てる、白と色彩のモダン
鮮やかな鳥や花たちが、黒地に浮かび上がる美しさ。

枡目描き
江戸時代に編み出された、独自のデジタル絵画。
エキゾティシズムにあふれ、悉皆成仏を思わせる大作。

筋目描き
墨の”にじみ”という偶然を、巧みに操る。


謎多き絵師、その人を知れば作品がもっと奥深い。

京都のセレブが隠居して、絵師となった。

天才絵師の精神を支えた、2人のキーパーソン

「若冲ワールド」をひもとく鍵は仏教にあった。

影響がうかがえる、江戸中期の絵師たち。

18世紀の京都が、偉才・鬼才を輩出した背景。


若冲に魅了され、若沖に影響を受けた人たちの視点。

若冲を最も愛する男、ジョー・プライスの願い。

コピーとの比較で明らかになる、圧倒的画力。

俳優・井浦新が語る、「若冲を視る」ということ。

クリエイターも夢中、私の愛する作品たち。
蜷川実花〈写真家〉 佐々木 尚〈映画映像美術〉 
水口克夫〈Hotchkiss代表/アートディレクター〉
成毛 眞〈文筆家〉 KIKI〈モデル〉 猪子寿之〈チームラボ代表〉

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