なぜ人々はライカというカメラに魅了され、ライカで写真を撮るのか。
撮られた作品はなぜ私たちの心を震わせるのか。
写真文化を育てた小型速写カメラの傑作として知られる一方、
いつの時代も本物を求める者はライカを手にする。
とくにライカの象徴ともいえるレンジファインダーのM型に焦点を当て、
写真家やクリエイターの熱い思いを聞いた。
また、ウェッツラーの本社工場やアンドレアス・カウフマン社主への取材を通して、
ライカのものづくりの原点に迫った。
かけがえのない一枚の写真のそばには、必ずライカがある。
そんなライカの不朽の魅力について、深く考えた一冊。
目次
ライカが教えてくれた、
「 余白」の面白さ。
永山瑛太(俳優)×水谷太郎(写真家)
仕事道具として、
なぜM型ライカを選ぶのか。
ブルース・ギルデン/瀧本幹也/
石井靖久/横田徹/佐藤健寿
「 ライカM10モノクローム」
で描く、無彩色の世界。
若木信吾(写真家)
レンズとボディ、
歴代ライカの名機が集合。
創業の地に完成した、
「 ライツパーク」を歩く。
稀代の写真家たちが生んだ、
歴史的傑作。
ブルース・デヴィッドソン/
アンリ・カルティエ=ブレッソン/
木村伊兵衛/石元泰博
人気フォトグラファーが語る、
愛機との逸エピソード話。
操上和美/藤代冥砂/高木康行/藤田一浩/三部正博/
桑島智輝/長山一樹/安珠/柏田テツヲ
「M」を手にする前におさえたい、
基礎知識6つ。
写真文化を育てた、
小型速写カメラの進化史。
ライカで味わう、
日常の切り取り方。
大門美奈(写真家)
一切の無駄を削ぎ落とした、
「ライカM10-D」を貫く美学。
知れば知るほど虜になる、
Mレンズのつかさどる魔力。
いま明かす、
僕らがこのカメラに恋した理由。
竹中直人(俳優)/村上 淳(俳優)
マーカス・ウェインライト(「 ラグ & ボーン」創立者)
キキ(モデル)/石川 涼(「 せーの」代表取締役)
梶原由景(クリエイティブ・ディレクター)
琉花(モデル、フォトグラファー)
菅野敬一(「 エアロコンセプト」職人)
松島 紳(「 カンタータ」デザイナー)
ライカカメラ社のアーカイブから、
歴史を辿る。
ライカカメラ社主
アンドレアス・カウフマン
インタビュー
本当に必要なことを見極める、
それが大事だ。
あの写真集の傑作で、
ライカが心に刻まれた。
若木信吾(写真家)/小山薫堂(放送作家、脚本家)
谷尻 誠(建築家)/田島貴男(ミュージシャン)
世界の収集家が注目する、
ライツオークション
興味をもったら、
頼れるスタッフのいる店へ。
【別冊付録】
ようこそ、
新宿 北村写真機店へ。
ライカで撮った新宿。
桑島智輝(写真家)
北村写真機店とは
ABOUT KITAMURA CAMERA
松任谷正隆さんと行く
新宿 北村写真機店の楽しみ方。
ライカを愛機に選ぶなら、
まずは6Fへ。
クイックメンテナンスからカスタマイズまで、
充実のサービスで応える、
メンテナンスフロア
感性をもっと磨くために、
クリエイティブな空間で、
「知る」「繋がる」。
※本誌は、『Pen』2019年3月1日号『ライカで撮る理由。』(No.469)に掲載された記事に新たな記事を加え、再編集したものです。