“タトゥー”アートの現在地 ――より身近な自己表現となるか?

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ジャンポール・ゴルチエ 2021秋冬コレクションより。©fashionpps/Avalon/amanaimages

日本ではネガティブなイメージがまだまだ根強いタトゥーであるが、ファッションブランド、ジャンポール・ゴルチエとサカイによる2021年秋冬コレクションのコラボレーションでは、タトゥーアーティストDr. Wooのタトゥーデザインを用いた作品が発表されており、文化やファッションの一部としてタトゥーを楽しむ感覚がより浸透してきているように感じる。

アジアのミレニアル世代やZ世代の間では、髪を染めたり個性的なファッションをするのと同じ意味合いで、自己表現の選択肢として、また身に着けられるアートとしてタトゥーアートが受け入れられてきているようだ。

過去からのネガティブなイメージを変えるように進化してきたタトゥーアートをアジアのアーティストを中心に紹介しよう。

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【シンガポール】

@invisablea

シンガポールで最も人気のタトゥーアーティスト。作品ごとにタッチを変え、時には粗いタッチで鮮やかな作品にしたり、繊細なタッチで写真かと見間違えるほどの作品も生み出している。

@fleecircus

細やかなラインワークと独特の柔らかいデザインが目を引く。作者はファインアートとデザインを専門で学んだ経験を基礎として、タトゥーアーティストとして活動しているという。

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【香港】

@jakelate_

はっきりとした美しいラインワークと摩訶不思議なデザインを特徴とするグラフィックデザイン出身のアーティスト。クライアントのニーズや意見を取り入れてデザインするそうで、独特さが目を引く。

@raccoon.tattoo

作者は美術業界で勤務したあと、より自由にアートを探求できる場としてタトゥーアートに足を踏み入れたのだそう。クライアントの過去の経験や思い出、個人的な思想をもとにデザインされたタトゥーはまさに自分を表現するためのアートと言えるだろう。

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【韓国】

@tattooist_banul

細かい線とカラフルでフェミニンなデザインが特徴的なアーティスト。インスタグラムのフォロワー48万人と世界中にファンをもつ。柔らかく滑らかなラインと繊細なカラー表現で生みだされる作品は絵画のよう。

@pittakkm

インスタグラムのフォロワー47万人を誇る韓国のタトゥーアーティストの一人。龍や虎などの伝統的なモチーフと現代的なデザインをミックスし、韓国伝統の色使いが特徴的だ。

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たくさんの若いアーティストがそれぞれのスタイルでタトゥーを表現し、多くはインスタグラム上で作品を投稿しているため気軽にタトゥーアートに触れることができる。

タトゥーアートの是非については意見が分かれるところであるが、一つのアート作品として楽しんでみると、アイデアやインスピレーションを得られるかもしれない。

“タトゥー”アートの現在地 ――より身近な自己表現となるか?

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