各地で存続が危ぶまれる日本の伝統工芸の世界において、デザインエンジニア吉本英樹によるプロジェクト「Craft×Tech」が注目されている。最先端の技術に長けた国際的なクリエイターと伝統工芸のコラボをプロデュースするというもので、5月に発表されたプロジェクトでは、秋田の川連漆器はじめ6つの工芸産地が参加。落合陽一やマイケル・ヤングら6組のクリエイターともにコラボ作品を制作した。作品は、スイスの「デザイン・マイアミ」などヨーロッパでも展示される。
※この記事はPen 2024年8月号より再編集した記事です。