現代アートを通じて、アフリカ文化への知見を深めるギャラリー「スペース・アン」がオープン

  • 写真:河内 彩
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スペース・アン

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建築家・長谷川豪による空間デザイン。巨大な襖に見立てた天井の照明が特徴だ。

アフリカと日本をつなげ、アフリカ現代アートの価値を高めるプラットフォームをつくりたいと、神戸、パリ、ベルリンを拠点に活動するアートコレクターのエドナ・デュマが創設したギャラリー。俳優でありアーティストの中野裕太と起業家のロータ・エックシュタインも共同創設者となり、アフリカのアーティストによる展覧会を3カ月ごとに開催する。企画展では彼らを日本に招き、日本で滞在制作した作品を展示。これらは、単にアートを展示するだけでなく、日本との関係性を築いていくための重要な試みだ。ギャラリーではカフェメニューも提供しているので、気軽に立ち寄って、アートを堪能しながらゆっくり時間を過ごすのがお薦め。

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柿落とし展としてセネガル出身アリウ・ディアックの展示を7/18まで開催。奈良県・吉野で制作した作品が並ぶ。

space Un

住所:東京都港区南青山2-4-9KLO南青山ビル1F
営業時間:12時~19時
定休日:月曜日、火曜日
www.spaceun.tokyo

※この記事はPen 2024年8月号より再編集した記事です。