俳優として、また故郷である福岡県嘉麻市の地域活性化を目指す「SETO×KAMAプロジェクト」の推進者として、多彩な活動を展開する瀬戸康史。そんな彼が、嘉麻市を舞台にゼニアの最新コレクションを纏い、ファッションを通じた新たな表現に挑む。
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「服を通して自分を表現する楽しさを、改めて実感しています」
撮影の合間にそう語る瀬戸の瞳には、新たな挑戦への期待が垣間見えた。今回着用したゼニアの服について、その着心地のよさに新鮮な驚きを覚えたという。立体的なデザインで、ボディラインとの間に適度な空間を確保するゼニアのテーラリング。その巧みな仕立ては、瀬戸の目に鮮やかに映ったようだ。
「とても気持ちがよくて軽い。ピチピチでもないから、身体に羽織を被せられているような、優しい気持ちになれる。ポケットに手を入れた時と入れない時とで違う表情を見せてくれたりと、細かなデザインの工夫が楽しい」
表現者として妥協を許さない瀬戸の姿勢は、「SETO×KAMAプロジェクト」への取り組みにも表れている。地元での活動は、彼にとって特別な意味を持つ。子どもの頃から親しんだ祭りの記憶や、地域の人々との交流が、その原動力となっているようだ。
「以前は外の人に嘉麻市を知ってもらおう、好きになってもらおうと考えていました。でも最近は、まず市民の方々に嘉麻市の魅力に気づいてほしいと思うようになりました。若い世代を含めた皆が一歩を踏み出せば、きっと変化は生まれる。環境問題も同じで、ひとり一人が出来ることから始めることが大切。たとえば、ペットボトルのキャップと本体を分別して捨てるなど。そういった小さな積み重ねが、結果として大きな変化をもたらすのではないでしょうか」
周囲からの影響を柔軟に受け入れながら、自分らしい表現を模索する瀬戸は、服選びについてもユニークな視点を持つ。ファッションもまた、彼にとって大切な表現手段のひとつだ。
「服選びに関しても、その時々の気分や影響を受けたものによって変化します。周りの環境や、目にするものすべてが、自分の好みを形づくっているんだと思います。特にいまは、大人の余裕を感じさせる服に惹かれますね」
周囲の影響を柔軟に受け入れながら、自分らしさを追求する瀬戸の姿勢は、伝統と革新が交差するゼニアの哲学とも呼応している。最新コレクションで使用されるオアジカシミヤのように、確かな品質と時代性を兼ね備えた選択が、新たな表現の可能性を広げていく。
「今後は家族との時間を大切にしながら、自分らしい表現を追求していきたい」と語る瀬戸。その言葉からは、新たなステージへと向かう表現者としての決意が感じられた。
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斬新なテーラリングと、インクブルーの優雅な着こなし
卓越したテーラリング技術を基盤に、肩肘張らない新しい装いの可能性を探求するゼニア。今季登場したインクブルーのジャケットは、斜めに配されたポケットが立体感をよりいっそう引き立てる。同色のニットとパンツを合わせれば、色気あふれるスタイルが完成。
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カシミアが奏でるハーモニーに、シルクの艶が静かに溶け合う
冬に活躍するニットも、2色の切り替え部分で異なる素材と編み目を採用するなどゼニアらしさ満載。ライトトープは100%カシミア、インクブルーはカシミアにシルクを混紡させ、なめらかな肌触りと艶を実現。
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ダークブラウンが織りなす品格と、襟元が魅せる装いの余韻
ネイビー、グレー、そしてブラウン。メンズファッションの基調色とも言えるこれらのカラーは、ワードローブを組み立てる際の指標となる。ダークブラウンで統一したコーディネートのアクセントとなるのは、取り外し可能な襟を持つジャケットの存在。遊び心を忘れない大人の選択肢に。
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やわらかなベージュが誘う、トーナルな佇まいの調べ
スタンドカラーシャツジャケットが魅せる洗練された佇まい。同系色のオアジカシミヤニットを合わせ、ホワイトのタックパンツで清涼感を纏う。マルチメランジュのライトトープカラーが放つニュアンスと、シンプルながら計算された胸ポケットのディテールが、スタイリングに程よい抜け感を与えてくれる。
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優美なるグレーがほどける、カシミアのやわらかな抱擁
ゼニアを語る上で欠かせない、代表格のアイテムが“イル コンテ”ジャケットだ。色展開も豊富で、写真のライトグレーメランジュは、とろけるような肌触りのトロフェオカシミヤ素材を使用。丸みを帯びたシルエットとスタンドカラーを特徴に持つこの一着が、紳士の身体を優しく包み込む。
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上質な耐水コートが紡ぐ、凛とした冬の佇まい
耐水加工を施したビッグシルエットのコートは、ハイスタンドカラーのジップアップシャツとの組み合わせで、絶妙なバランスを実現。氷雪上でも安定した歩行をかなえる「トリプルステッチ ヴェッタ ブーツ」で、大地を力強く踏みしめる佇まいに。