ジープのコンパクトSUV「レネゲード」に、ブランド初となるマイルドハイブリッドモデルが加わった。「e-Hybrid（イーハイブリッド）」と銘打ち、1.5L直列4気筒ターボエンジンと48V電動モーターを組み合わせた新システムを搭載。2025年7月5日より販売が開始される。

パワートレインは、131PSを発揮する1.5Lターボエンジンと、20PSのモーターを組み込んだ7速DCTで構成。低速時はモーターのみでの走行が可能で、加減速時には制動エネルギーから回生充電を行うなど、都市での実用性と効率を両立した設計だ。WLTCモードでの燃費は17.7km/L。

デザイン面では、現行モデルからの変更点として、フロントグリルやドアミラー、ドアハンドルにブラックアクセントが施され、コンパクトながらもたくましさを演出。新色「ソーラーイエロー」が追加され、ボディカラーは全5色となった。また、第5世代のUconnectと、10.1インチのタッチスクリーンを採用している。

2015年の登場以来、ラングラーに次ぐジープの中核モデルとして展開されてきた都市型SUV、レネゲード。今回のイーハイブリッドは、ジープらしさを携えながら、より現代的な効率と日常性に応える一台だ。