【上原ひろみが語るドリカム】共演で感じた、即興的につくり上げる“最高の時間”

  • 編集&文:杉本勝彦
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喜びや挫折からなにげない日常の風景まで、人生に寄り添ってくれるドリカムの音楽。メンバーから「ベイビーズ」と呼ばれるドリカムファンたちに、好きな楽曲を選んでもらい、自身とドリカムにまつわるエピソードを訊いた。今回は、幼少の頃からのファンで、共演も重ねてきたピアニストの上原ひろみが語る。

DREAMS COME TRUEが9年ぶりとなる待望の最新アルバム『THE BLACK ○ ALBUM』をリリースする。J-POP が新たな地平に立ついまだからこそ、ドリカムが鳴らす鐘に耳を澄ませ、その“引力”を存分に語り合おう。

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好きが更新される、ステージで音を重ねる最高の瞬間

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上原ひろみ●ピアニスト。1979年、静岡県生まれ。バークリー音楽院在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年に『Another Mind』で世界デビュー。11年にグラミー賞のベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバムを受賞するなど世界を舞台に活躍中。

「小さい頃からずっと聴いてきたから、そこに自分が加わって新しい音を奏でるのは、過去、現在、未来が共存する特別な瞬間ですね」

ドリカムとの共演についてそう語る、ピアニストの上原ひろみ。初めて買ったのは、小学生のときに出合った「笑顔の行方」の8cmシングル。それ以来、ドリカムのアルバムはすべて揃えている。そして、「全曲弾けます。キーが変わっても」と自負する彼女にとって、ドリカムは自然と弾きたくなる曲ばかりだった。渡米後、現地のCDショップでアルバム『SING OR DIE』を見つけ、嬉しくなって繰り返し聴き込んだことも忘れられないエピソードだという。

そんな上原にとって、ドリカムとの共演は、最高に楽しい時間だ。ライブでの吉田美和はとても自由で、その場で生まれるアドリブに反応し合いながら、音楽を即興的につくり上げていく感覚がある。ジャズシーンの最前線に立つ上原が奏でるピアノに、ドリカムのふたりが呼応し、曲はその場で昇華されていく。

「ああ、音楽をやってきてよかった、ドリカムを好きでよかったと感じる瞬間ですね」

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My Favorite 3 Songs

「愛するこころ」 

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上原がいちばん聴いているという、米国留学時代の思い出の曲。収録されたアルバム『SING OR DIE』は現地でもリリースされ、上原を支えてくれた存在。

「夢で逢ってるから」

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「ピアノソロにアレンジしやすく、自分の中では歌がなくてもかたちになる」という上原が、これまでいちばん弾いた曲。10枚目のアルバム『the Monster』収録。

「LOVE LOVE LOVE」

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上原が初めてドリカムと共演した2006年のライブで、「オリジナルではない、私の頭の中で聴こえていたコード進行が採用された」と語る、心に残る曲。

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