喜びや挫折からなにげない日常の風景まで、人生に寄り添ってくれるドリカムの音楽。メンバーから「ベイビーズ」と呼ばれるドリカムファンたちに、好きな楽曲を選んでもらい、自身とドリカムにまつわるエピソードを訊いた。今回は、倖田來未が自身のアーティスト人生の原点を語る。
DREAMS COME TRUEが9年ぶりとなる待望の最新アルバム『THE BLACK ○ ALBUM』をリリースする。J-POP が新たな地平に立ついまだからこそ、ドリカムが鳴らす鐘に耳を澄ませ、その“引力”を存分に語り合おう。
『いまこそ、ドリカム!』
Pen 2026年4月号
Amazonでの購入はこちら
楽天での購入はこちら
憧れの美和ちゃんを求めてたどり着いた、“エロかっこいい”スタイル
小学生のとき、父親が持ち帰ったアルバム『LOVE GOES ON…』で吉田美和の歌声に衝撃を受け、以来、ドリカムにどっぷりと浸かっていった倖田來未。1995年のワンダーランドのライブビデオをサンタにお願いしたほど。
「初めてライブ映像で『悲しいKiss』を観たとき、気がついたら涙が出ていたんです。私もこうやって人を感動させられるような歌手になりたいと、そのとき思いました。だから、いまの私をつくってくれたのがドリカムだったんです」
それをきっかけにオーディションを受け始め、紆余曲折あり晴れてアーティストとしてデビュー。しばらくして音楽番組でドリカムに初めて会うも、ファンであることを伝えられるほど余裕がなかったという。
「アーティスト対アーティストだから『この人らを乗り越えなあかん!』と身構えていた時期でした。吉田美和さんの影響はめちゃくちゃあるけど、同じでは勝てへんし、同時代の女性アーティストも多くいた。自分だけのスタイルを探して見つけたのが“エロかっこいい”でした」
ブレイク後、中村正人がホストを務めるテレビ番組出演時に、デビュー当初の倖田が夜中のクラブで歌う姿を観ていたことを聞かされた。
「鳥肌が立ちましたね。当時は自分の歌を聴いてもらいたくて必死に活動していたタイミングで、その姿を記憶にとどめてもらっていたことが本当に嬉しくて……。そこで初めて、私はベイビーズですと本人に明かしたんです。その後に観たドリカムのライブでは、ファンである自分が解放されて、終演後、中村さんにお会いしたときには子どもの頃に戻ったみたいに泣きました。もう最高のライブだったから」
---fadeinPager---
My Favorite 3 Songs
「悲しいKiss」
「あなたにサラダ」
「24/7 ーclub mix featuring ZEEBRAー」
関連記事

『いまこそ、ドリカム!』 ¥880
Pen 2026年4月号
Amazonでの購入はこちら
楽天での購入はこちら