【ウブロ×UEFA】50本、全部ちがう顔。ウブロが仕掛けるUEFAヨーロッパリーグ限定モデルの正体

  • 文:倉持佑次
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黒とオレンジが溶け合うベゼル。一見同じように見えるが、世界50本のうちこの模様を持つのは、この一本だけだ。

異素材の融合を哲学に掲げるスイスのラグジュアリーウォッチブランド、ウブロがUEFAヨーロッパリーグとのパートナーシップを記念した限定クロノグラフを発表した。世界わずか50本——しかしその50本は、一本として同じ顔をしていない。

「Hublot Loves Football」——この言葉は単なるキャッチコピーではない。ウブロが2006年にスイス代表チームのスポンサーとなって以来、約20年にわたってサッカー界と深く関わり続けてきた姿勢そのものだ。そのフットボールへの情熱が、また新たな形で腕の上に宿ることになった。

2026年に発表された「クラシック・フュージョン クロノグラフ UEFA ヨーロッパリーグ チタニウム カーボン」は、2015年から続く大会スポンサーシップを記念したモデルで、2017年、2023年に続く3度目の限定版となる。生産本数はわずか50本。コレクターとしての資産価値を守るため、この数字は厳格に固定されている。

「50本全部ちがう」を可能にした技術の仕掛け

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ベゼルのグラスファイバーとサブカウンターのロゴが同じトーンで呼応し、デザインの一貫性を際立たせる。

このモデルの核心は、ベゼルに隠されている。ブラックからアンスラサイトグレーへと変化するカーボンファイバーに、リーグカラーであるオレンジのグラスファイバーが練り込まれ、H型チタニウムビス6本がアクセントを添える。ポイントは、この素材の配合が製造ごとにランダムという点だ。狙ってつくれない、偶然の模様が50通り生まれる。つまりこの時計、手にした瞬間から「世界に一本だけ」が確定する。

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ラグからストラップへと続くラインに、チタニウムの質実さとラバーの弾力が共存する。

ケースはグレード5チタニウム製で、直径42㎜、厚さ11.90㎜。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを使い分けた表面処理が、スポーティさと洗練を同居させる。

軽量で腕なじみがよく、普段使いを前提とした設計だ。搭載するHUB1153自動巻きクロノグラフは、ダイヤル3時位置にオレンジラインで縁取られたカップロゴを精密に描き、ケースバックにも同じトロフィーが転写されている。付属ボックスには大会トロフィーのミニチュアレプリカも同梱され、開封の瞬間から所有の喜びが始まる。

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クラシック・フュージョン クロノグラフ UEFA ヨーロッパリーグ チタニウム カーボン/自動巻き、チタンケース、ケース径42㎜、パワーリザーブ約48時間、ラバーストラップ、5気圧防水、世界限定50本。¥2,002,000

「ファンのための時計でありながら、誰もが毎日着けられる一本を目指した」——CEOジュリアン・トルナーレの言葉は、このモデルの本質を端的に射抜いている。だが、世界50本という現実の前では、その「日常」を手にできる幸運な人間はごくわずかだ。カーボンとオレンジが燃え上がるベゼルは、ピッチ上の激闘と同じく、二度と同じ顔が現れないことを静かに、しかし確かに語りかけてくる。

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ

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