GEZAN3年ぶりのアルバム! パンクの精神を優しく昇華した、 強靭かつ多彩なサウンド

  • 文:加藤一陽(編集者/ライター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】

『I KNOW HOW NOW』

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GEZAN 十三月 JSGM-065 ¥3,300

3月の日本武道館公演の直前に発表された3年ぶりのアルバム。ボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーのリリックは相変わらず強靱だが、リスナーへの差し出し方がより多彩に。というのも、バンドとしての音楽性の幅広さがこれまで以上に伝わる作品で、パンク(サウンドのジャンルではなく、マインドとして)をこれほどまでに優しく、際立った音楽に昇華できるものかと驚かされたからだ。「冷笑するやつの鼓膜をうるさい希望でいっぱいにするんだよ」。「Amrita」で歌われるこの歌詞が、本作を象徴する一節なのかもしれない。