『ミラージュ』低音コントラバスに撃ち抜かれる、新星が放つ親しみやすい名旋律集

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】

『ミラージュ』

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マルク・アンドレ ワーナーミュージック・ジャパン 2685.449499 ¥3,520(参考価格)

普段はクラシックでもジャズでも縁の下の力持ちとして活躍するコントラバスだが、時代ごとに見事なソロを聴かせるスターが現れてきた。史上初、メジャーレーベルと専属契約したマルク・アンドレは2002年生まれの新星。語弊を恐れずに言えば、深みを増したチェロのような音色で、このデビューアルバムにはクラシックに馴染みのない人でも親しみやすい名旋律が集められている。とりわけ低い音域でも明晰で音色が硬くなりすぎないのが素晴らしく、低音ボイスを好む方はきっと心を撃ち抜かれるはず。