理想の住まいを考える時、基準となるのは何だろうか？間取りや広さはもちろんだし、予算のことも無視できない。けれどもいま、多くの人がいちばん気にしていることは、〝自分らしい暮らし〞をどうつくり上げるか、ではないか。これまでのように外側のカタチから住宅を考えるのではなく、たとえばどんな家具が好きか、心地よさを感じる素材は何か。一日のなかで、いちばん大切なのはどの時間か……。そんなふうに、自分の好みや暮らしかたを真ん中において、住まいに対する思いをひとつずつ叶えていく。それが、いまの時代らしい家づくりのアプローチではないか。今回の特集では、ユニークで自分らしい住まいを国内外で探し、さらに心地よい家のつくりかたについて異なる角度から考えた。さあ、あなたならどんな家に住んでみたいと思いますか？
目次
●国内実例 心地よい理想の暮らし、13の実例集。
畑中亨さん 美亜子さん（千葉県鴨川市）
…緑の里山に抱かれて、家族で家しごとを紡ぐ。
Ｉさん（東京都武蔵野市）
…中庭を囲む 15ＬＤＫが、多様な時間を包み込む。
Aさん（東京都杉並区）
…楕円の窓から差し込む光が、心を静めていく。
Sさん（神奈川県横浜市）
…住むほどに愛着の湧く、優しい風合いの家。
戸田英史郎さん（広島県広島市）
…施主の好みと、建築家のアイデアが見事に結実。
大島忠智さん（東京都世田谷区）
…積み重ねた「こだわり」が、心地よい景色となる。
Tさん（東京都豊島区）
…北欧雑貨に囲まれた、人と物と街を結ぶ場所。
渡辺康啓さん（東京都世田谷区）
…気のおけない空間で、家主の料理を愉しむ。
○海外実例 海外に学ぶ、自分らしい家の作り方。
アレクシ・クオッカさん（フィンランド・ラビヨキ）
…豊かな自然環境に、優れた感性を育む。
ダン・マッカーシーさん（アメリカ・NY）
…工場を自らリノベした、シンプルな隠れ家。
ミヒャエル・ヘスさん（ドイツ・ベルリン）
…“狭くて収納もなし”でもアイデアが広がる。
ヴォルフガング・シュナイダーさん（ドイツ・ベルリン）
…螺旋階段を中心に、生活と仕事がつながる。
トゥーラ・ヒルデン＆ピオ・ディアスさん（デンマーク・コペンハーゲン）
…夢と現実が共存する、アーティストの家。
若き建築家集団が探る、新しい家の姿とは。
こだわりから生まれた、美しい日常の風景。
川合将人さん（スタイリスト）
…強い個性と巧みな調和術が、団欒空間を生む。
今吉高志さん（スタイリスト）
…使い方をひと捻り、飾る収納という発想。
杉山耕平さん（トゥモローランドプレス）
…窓辺を飾る、多肉植物の小さな楽園。
郷古隆洋さん（バイヤー）
…ユニークな審美眼を表す、卓上のギャラリー
猪熊弦一郎の蒐集に、暮らしの美を学ぶ。
【第2特集】暮らしをデザインした、 バウハウスの哲学。
Brand Selection GIRARD-PERREGAUX
コルビュジエに捧げる、ジラール・ペルゴの賛歌。
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スーツ至上主義 ─小暮昌弘
「黒モノ」家電コンシェルジュ ─麻倉怜士
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軽く暖かく包み込む、冬のトミーヒルフィガー
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腕時計のポートレイト ─並木浩一
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