リンゴを丸ごと入れてもOK! 健康を支えるジューサー「Hurom Coldpress Juicer H70ST」【神原サリーが選ぶ今月の家電】

  • 文:神原サリー
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〈コールドプレスジューサー〉
Hurom Coldpress Juicer H70ST(ヒューロム コールドプレスジューサー H70ST)

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フローズンフィルターを使えば冷凍フルーツでスイーツも楽しめる。あらゆるキッチンにフィットするミニマルなデザインで、ホワイトとチタングレーの2色展開。¥65,780

コールドプレスジュースとは、野菜や果物などに強い圧力をかけてつくるジュースのこと。素材が持つ水分や栄養だけを搾り出すのが特徴だ。消化がよく、体の内側からきれいになれると話題を集めたことが記憶に新しい。これを自宅で手軽につくれるのがヒューロムのコールドプレスジューサー「H70ST」だ。

一般的な家庭用ジューサーは投入口が小さく、食材を細長く切った上で、押し棒で中に押し込む作業が必要だが、そんな手間は不要。内径約13㎝、容量約2Lという大容量のメガホッパーに野菜や果物を一度に入れるだけで、あとはハンズフリーでOKなのだ。小さなリンゴなら丸ごとでも大丈夫、面倒な皮むきなどの下ごしらえなしでなめらかなジュースが出来上がる。しかも運転音が驚くほど静かなのだ。食材を上からプレスするスクイーザーにツイストしながらゆっくり搾るスクリューを組み合わせて、両手でギュッと搾る手搾り感覚を再現した、独自の搾汁技術の賜物。さすが韓国で40年以上の歴史を持つコールドプレスジューサー専業メーカー、ヒューロムの最新モデルだけある。重量と高さはあるものの、スリムで設置性がよく、テーブルやキッチンカウンターなどに置きやすいすっきりとしたデザインもいい。

王道はリンゴとニンジンの組み合わせだが、金柑や柿、ミカンなど季節の果物を加えるのもおいしい。食べ過ぎた翌朝なら、キャベツの葉を1枚加えたり、冷えを感じたらショウガをひとかけらと調整できるのも自家製ならでは。ブドウとミニトマトのコンビもお薦めだ。発売後まもなく試用して、その手軽さとおいしさ、肌の調子のよさに感動した。アトリエと自宅の2台持ちで筆者と家族の健康を支えている。

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ミキサーのように刃を使用せず、まるで人間の手で搾るように搾汁する。食材にかかるストレスや熱を最小限に抑え、栄養と食感を担保し、ジュースの質を格段に向上させた。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/ヒューロムお客様窓口
TEL:0120-288-859

※この記事はPen 2025年4月号より再編集した記事です。